ダイアクロックシステムの
使用権の無償公開
2015年の『朱の孤塔のエアゲトラム』にて開発したダイアクロックシステムを、どらこにあんは『黒絢のアヴァンドナー』など複数作品にて採用してきました。
また、そこから派生した円形の6マス(中央マスを使用する場合7マス)のシステムを、『不夜城のアキレギア』『銀剣のステラナイツ』などにて採用してきました。
縦横無尽に盤面を移動しながら、ハイスピードかつダイナミックな戦闘が楽しめるこのシステムについて、これまで「自分たちのゲームに使ってみたい」という声をいくつも頂いてきました。
このたび、ロールプレイングゲーム業界のさらなる発展を願い、これらのマップとシステムの使用権を、無償で公開いたします!
●ダイアクロックシステムとは?
in、outの存在する円形24マス(中央マスを使用する場合25マス)のダイアクロックマップ。
円形の6マス(中央マスを使用する場合7マス)のダイアクロックマップ・クォーター。
どちらかのマップを使用し、対象攻撃や座標攻撃などを行うもの。
上記2つの戦闘システムと、使用するマップを総称して「ダイアクロックシステム」と呼びます。
2020年8月現在、前者は『朱の孤塔のエアゲトラム』『詩片のアルセット』『黒絢のアヴァンドナー』、後者は『不夜城のアキレギア』『銀剣のステラナイツ』にて採用されています。
このシステム、およびマップの名称は、ゲームごとに異なって記載されていました。
このたび、使用権を公開にするにあたり、便宜上、以下の通り名称を統一します。
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in、outの存在する円形24マス(中央マスを使用する場合25マス)のマップ
→ ダイアクロックマップ
円形の6マス(中央マスを使用する場合7マス)のマップ
→ ダイアクロックマップ・クォーター
このどちらかのマップを用いた、対象攻撃や座標攻撃が発生する戦闘システム
→ ダイアクロックシステム
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各ゲームで遊ぶ際は、引き続きルールブックに記された名称を用いてください。
●ダイアクロックシステムを使用可能なゲーム形式
・無償公開されるゲーム
・同人活動の一環として有償公開されるゲーム
・ダイアクロックシステムを使用しているどらこにあん以外による作品の、二次創作作品
商業作品で使用されたい場合は、必ず事前にどらこにあんへご相談のうえ、許諾をお取りください。
●公開方法について
紙、電子(PDFやepubデータなど)、オンラインへの投稿など、任意の形式で構いません。
●使用方法について
ダイアクロックシステムを自作のゲームに搭載される場合、本ページ最後にある画像・PDFデータをそのままゲームに掲載できます。
画像・PDFデータにデザインで文字や別途画像を載せる、配布データを参考にいちからデザインを起こしていただいても構いません。
また、ダイアクロックシステムを、ゲームに合わせ大きく変更・調整して頂くことも許可します。
その際、システム名なども変えても良いものとし、どらこにあんに確認を取ることは不要です。
ただし、必ず「クレジット表記について」は守ってください。
●可逆性について
この無償使用の発表以前に、ダイアクロックシステムを使用・参考に作られていたゲームのうち、上記の「ダイアクロックシステムを使用可能なゲーム形式」に該当する作品も、使用権を遡って適用いただけます。
公開中でクレジット追加が可能な場合、あるいは再販・再配布される際は、以下の「著作権の明記」に基づいた追加をお願いします。
※『銀剣のステラナイツ』の二次創作ガイドラインに基づいて制作された作品には不要です。
●著作権の明記
「ダイアクロックシステム」を使用・アレンジしたゲームを発表する際、クレジットや奥付など、本文に必ず以下の表記を読める大きさで入れてください。
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1・ダイアクロックシステムをそのまま使っている場合
本作は「どらこにあん」が権利を有するダイアクロックシステムを使用しています。
2・ダイアクロックシステムを変更・調整している場合
本作は「どらこにあん」が権利を有するダイアクロックシステムを元にしたシステムを使用しています。
3・ダイアクロックシステムを採用したどらこにあんの二次創作作品を発表される場合
本作は「どらこにあん」が権利を有する『(作品名)』の二次創作です。
※『銀剣のステラナイツ』は、KADOKAWAから発表されている二次創作ガイドラインをご確認ください。
https://fujimi-trpg-online.jp/info/stellar_ug.html
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●使用の報告について
必須ではありません。
発表時までにどらこにあんにご報告を頂ければ、喜んで拡散・告知に協力させて頂きます。
報告いただける場合は、こちらからお願いいたします。
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●難しいことはよくわからない方向けのまとめ
【Q.】まとめると、どういうことでしょうか?
【A.】『朱の孤塔のエアゲトラム』『詩片のアルセット』『黒絢のアヴァンドナー』『不夜城のアキレギア』『銀剣のステラナイツ』みたいなシステムのゲームをあなたが作りたいと思った場合、同人活動の一環であれば、無償で、自由にその戦闘システムとマップを使うことができます。
極端なことを言えば、戦闘システムなどをそのまま丸ごとコピーして使ってもOKです。
そして、作ったゲームは、同人活動の一環であれば紙・電子など、形態を問わず有償配布できます。
※『銀剣のステラナイツ』はどらこにあんだけではなく、株式会社KADOKAWAが権利を有しているため、丸ごとコピーはNGです。二次創作としては可能です。
また、どの場合でも、「著作権の明記」の通りにクレジットを入れてください。
【Q.】なぜシステムを無償公開するのですか?
【A.】世の中には多くのゲームデザイナーを希望される方がいます。
ですが、どうやってシステムを作ればいいのか分からない、あるいは、思いついたシステムが既存のゲームに似てしまい、ゲーム作りをあきらめてしまう、という方が多くいます。
システムの制作が、皆様の自由な創作の足かせとならないことを願い、どらこにあんが開発したダイアクロックシステムをそのまま、あるいはアレンジして使っていいよ、としているのが、今回の無償使用の骨子となります。
どらこにあん
2020年9月25日
●ダウンロード用データ
ダイアクロックマップ(JPG、PNG、PDF形式一括)
●更新履歴
2020年10月14日 ダイアクロックマップ・クォーターのデータ追加